1年や2年といった契約期間の縛りがなく、解約金も無料のクラウドwifiサービス「 クラウドWi-Fi 」を実際に契約して利用しています。
今回は、クラウドwifi東京を実際に使っている身として、気になる回線が遅いのかどうかや速度制限、解約対応についての個人的な体験談をお届けします。
気になるネット回線速度の測定結果
クラウドwifiを利用する上で一番気になるのがネット回線速度です。
今回は、混雑していない時間帯と、一番ネットが混雑してネット回線速度が低下する平日12時台の速度を測定した結果をご覧頂きます。
混雑していない時間帯の速度
クラウドwifi東京のネット回線速度ですが、混雑していない時間帯では大体15Mbpsから30Mbps程度は出ます。
ドコモやau、ソフトバンクといった3大キャリアを直接契約して使っている場合に比べると速度は遅いですが、ネットの使用に関しては十分早いと思っています。
混雑している平日12時のネット回線速度を測定
平日昼の12時会社の昼休み中にスマホをクラウドwifi東京に接続して、ネット回線速度を測定してみました。
その結果、ダウンロード速度が5.42Mbpsでアップロード速度3.27Mbpsでした。
平日お昼休み中の時間帯は、多くの人がネットを利用するため回線が混雑して速度が一番遅くなる時間帯です。
この時間帯でダウンロード速度が5Mbps以上出ていたので、You Tubeなどの動画視聴も快適に出来ました。
尚、この時の回線元はソフトバンクでした。
比較用に、スマホで使っているワイモバイルのLTE回線でもほぼ同時刻に速度を測定してみました。
ワイモバイルは、格安SIMに分類されますが、ソフトバンクのサブブランドということで、MVNOとは異なる平日お昼休み時間帯でも速度が出るキャリアです。
測定した結果、ダウンロード速度が13.7Mbpsでアップロード速度が7.67Mbpsということで、流石にクラウドwifi東京のルータを介した速度よりは早かったですが、クラウドwifi東京の速度がルーターを介していることを考えれば、サブブランドのワイモバイル同等のスピードだと評価しています。
3日間で10GB以上使った時の速度制限
クラウドwifiを使うメリットの一つが、3日間10GB以上使っても速度制限が無いことです。
しかし、実際に使ってみないと速度制限が本当に無いかどうかは分かりません。
そこで、自宅でクラウドwifi東京のルータにAmazon Fire TVを接続して、U-NEXTやプライムビデオを見続けました。
一日で10GB以上のデータ量を使用したのですが、特に速度制限がかかって遅くなることはありませんでした。
トリプルキャリア対応の実態
クラウドwifi東京は、クラウドSIMを採用しています。
クラウドSIMを採用しているどんなときもwifi同様にドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの回線から最適な回線を自動で選んで使うことを特徴の一つに謳っています。
しかし、実際に使ってみるとその実態はトリプルキャリア対応という謳い文句からは乖離しています。
ソフトバンク回線に繋がることが多い
実際にクラウドwifi東京)を利用してみると、掴む回線の95%はソフトバンク回線です。
これは、どんなときもwifiの記事でも書きましたが、仕入れているSIMがソフトバンク回線であることや、クラウドwifiルータのU2sが対応しているネットワーク帯域だとソフトバンク回線が一番速度が出るからです。
ソフトバンクのキャリア回線用SIMカードは、民泊wifi用に安く提供されています。
そのため、どこのクラウドwifiもソフトバンク回線に繋がることが多いのが実態です。
クラウドSIMという仕組み自体は、キャリアに依存しませんが、現状ではソフトバンク回線に繋がることが多いので、ドコモやauの回線に繋がることを期待している人は、注意しましょう。
また、ソフトバンク回線の繋がりにくい場所や、ソフトバンク回線だと速度が出ない地域での利用はお勧めしません。
楽天モバイルの回線に接続することもある
クラウドwifi東京の管理画面では、手動でクラウドSIMを切り替えることができるネットワーク最適化という機能があります。
この機能でインテリジェントネットワークを実行すると、ネットワークの最適化が実行され、接続する回線が変わることがあります。
この機能を試したところ、それまでソフトバンク回線にしか接続したなかったのが、楽天モバイルの回線も接続するようになりました。
注文から届くまでの所要時間
クラウドwifi東京の端末は、公式サイトでは最短で翌日に届くと記載されています。
これは平日14時までの注文で東京近郊の場合です。
私の場合は、注文した日の翌々日に届きました。
商品パッケージの中身
クラウドwifi東京から届いた商品の中身ですが、私の場合、オプション商品を購入していないのでモバイルwifiルータU2s本体と取扱説明書に利用料金明細書です。
尚、U2s本体が入っている商品パッケージは、開封済みとなっています。
クラウドwifi東京で使用するU2s端末は、レンタル品です。
そのため、新品ではなく中古品となります。
続いて、取扱説明書を見てみましょう。
U2sの使い方が解説されています。
基本的にはU2sの取扱説明書を踏襲していて、クラウドwifi東京独自の内容はありません。
最低限かかる料金の注意点
クラウドwifi東京は、他のクラウドwifiサービスと異なり1年や2年間といった長期間の契約縛りがありません。
契約期間の縛りがないので、解約金も無料です。
クラウドwifi東京の最低利用料としては、初期事務手数料込で税抜で7360円となります。
ただこの税抜7360円は、月初に契約した場合のみで、月の途中から契約した場合は、契約月の日割り料金に加えて翌月の月額料金もかかるので、約1万円のコストが発生します。
- 初期事務手数料:3980円
- 契約月の日割り料金
- 翌月の料金:3380円
解約方法
クラウドwifi東京の解約方法は、マイページにログイン後に表示されるメニューから解約手続きを選択します。
解約に関する注意事項が表示されるので、会員退会手続きから問い合わせページを開きます。
問い合わせページは、マイページ以外からもアクセスできます。
問い合わせページが開いたら、端末の解約を選択し、必須事項と解約の理由について選択して、送信します。
解約に関する詳細や注意点については、下記記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく
サポート対応が非常に遅いのが残念
クラウドwifi東京を使っていて疑問に思った事があったので、マイページから問い合わせをしてみました。
問い合わせ直後に質問を受け付けた旨の自動送信メールが届きました。
しかし、その後問い合わせしてから3日経過していますが一度も連絡はありません。
ツイッター上をみていても、クラウドwifi東京の問い合わせ対応は非常に遅いという不満を述べる感想が見受けられます。
クラウドwifi東京けでなくクラウドSIMを採用している類似サービスはどこもサポート対応はよくありません。
そのため、クラウドwifiサービスは現時点で、ある程度ITリテラシーがあると自負している人向けのサービスだと言えます。
結局のところクラウドwifi東京の利用はお勧めできるのか?
昨今クラウドSIMテクノロジーを使ったクラウドwifiサービスが急増しています。
その中でクラウドwifi東京は、契約期間の縛りがないため他のサービスだとかかる1万円近くの解約金も無料です。
これだけで、他のクラウドwifiサービスに対して大きなメリットだと思っています。
ネット回線速度も私が使った限りでは特別遅くなるようなことはありませんでした、3日間で10GB以上使っても速度制限になることもありませんでした。
一方で、カスタマサポート対応は人手が足りていないのか、現状よくありません。
ただ、サービスに不満だった場合でも、解約違約金なく解約できるので、気軽にクラウドwifiを試すことができます。
そういった意味では、はじめてクラウドwifiを利用するには適していると思います。