クラウドWiFi東京の100GBプランを利用してみました。
クラウドWiFi東京ではデータ容量プランによって使える端末が異なります。
100GBプランはU3で、20GB及び50GBプランは古いU2s端末となります。
U3とU2sとの違い比較表としてまとめてみた
端末名 | U3 | U2s |
同時接続台数 | 10台 | 5台 |
適用プラン | 100GB | 20GB/50GB |
重量 | 125g | 149g |
サイズ | 126mm × 66mm × 10mm | 127mm x 66 mm x 14mm |
バッテリー容量 | 3000mAh | 3,500mAh |
USB端子 | USB Type-C | Micro USB |
CPU | QUALCOMM QM215 | Spreadtrum SC9850K |
基本的に新しいU3端末の方が小さくて軽い上に同時接続台数もU2sの倍以上あるので、良いのですが、バッテリー容量に関してはU2sの方が多いです。
ただ、バッテリー容量の違いについては実稼働時間としては、そこまで影響を与えないレベルとなっています。
今回実際に100GBプランのU3端末を使いましたので、その使用感についてレビューしていきます。
クラウドWiFi東京のU3端末について
U3本体と付属品
クラウドWiFi東京からU3端末や使い方などの書類が宅配便コンパクトで送られてきます。
箱の中を開けると、CLOUD AiR-WiFiと書かれた箱があります。この中にU3端末が入っています。
箱の中身を開けてみると、U3本体と充電用USBケーブルとSIMピンが入っていました。
クラウドWiFi東京は、クラウドSIMなのでSIMピンは使いません。
U3本体を手に持ってみると、U2sとくらべて薄くて軽い事を実感できます。
裏面を見てみると、WiFi接続するために必要なSSIDとパスワードが記載されています。また、クラウドWiFiでの通信量を確認するためのアドレス(192.168.43.1)の記載もあります。
U3の取扱説明書
U3の取扱説明書も付属しています。
使い方は非常に簡単で、基本的に電源を入れて、電波を掴むのを待ってからスマホやPCからSSIDをキーに接続するだけです。
端末が届いた状態では、フル充電されていないときもあるので、使う前に充電しても良いでしょう。
充電するときは、2A以上の高出力ACアダプターの使用が推奨されています。
私の場合は、最大2.4AのAnker PowerPortを使って充電しています。
気になる通信速度を複数回測定
クラウドWiFi東京を利用する上で気になるのが通信速度ですね。
そこで、いくつかの時間帯で測定してみたのですが、大体ダウンロードは10Mbpsから30Mbpsの範囲で推移していました。
遅くなりがちな、昼間の時間帯でも場所によっては以下のように34Mbpsの通信速度が出ていて、不満なく利用できましたね。
一方で、利用する場所によって通信速度が大きく変わることも実体験としてありました。
上記速度は神奈川県の横浜市に出かけた時に測定した結果となっています。
クラウドWiFi東京はクラウドSIM技術が使われていますが、基本的にソフトバンク回線に接続されます。
このソフトバンク回線はキャリア回線相当なので、昼間の時間帯でもそれほど遅くなることはありませんが、ソフトバンク回線が弱い地域や場所だと、速度が遅くなる可能性があります。
クラウドWiFi東京のクラウドSIMはソフトバンク回線以外にも繋がる
U3やU2s端末の製造元でもあるuCloudlink社のクラウドSIMテクノロジーを使ったクラウドWiFiのサービスは、クラウドWiFi東京以外に複数社あります。
クラウドSIMについては、下記記事で解説されています。
Y!mobileが「クラウドSIM」対応ルーターを採用した理由は? ソフトバンクとuCloudlinkに聞く
クラウドWiFiいずれのサービスでも共通しているのが、クラウドSIMで接続する回線の殆どがソフトバンク回線であることです。
これはクラウドWiFi東京の場合でも同様です。
この理由ですが、ソフトバンクのSIMはキャリア回線相当の品質SIMが再販型やプリペイド型で多く流通しており、これらが使われているためです。
実際、クラウドSIMではなく物理SIMを挿して使うモバイルWiFiサービスも殆どがソフトバンク回線を使っています。
ただ、クラウドWiFi東京のU3を使ってみたところ、ソフトバンク以外に下記ドコモ回線にも接続することが確認できました。
- IIJmio
- BIGLOBE
ただ、これらの回線に自動で接続されることは私が利用している中ではありませんでした。
U3端末の設定からネットワーク最適化を行うと、ソフトバンク回線以外を掴むことがあります。
ただ、IIJmioやBIGLOBEはMVNOの回線なのでソフトバンク回線に比べて速度が出ません。
自動でこれらMVNO回線に接続された場合は別ですが、意図的にネットワーク最適化を行ってこれらドコモ回線のMVNOに接続してもあまりメリットは無いと感じました。
そのため、あまりネットワーク最適化機能を使うことは無いかと思います。
どうしても回線接続が安定しないとか速度が遅いと感じた時、通信障害等が発生している時に試すのが良いでしょう。