クラウドSIMを使ったモバイルWiFiサービスの限界突破WiFiが1日5GB以上使うと速度制限を行うことを明らかにしました。
限界突破Wi-Fiの通信速度低下についての現状報告とお詫び(3/28時点)
限界突破WiFiの速度制限とは
限界突破WiFiが今回明らかにした速度制限のポイントは下記3点です。
- 1日の中で5GB以上使うと、ダウンロード速度を4Mbpsに、アップロード速度を1Mbpsに速度制限
- 1日の中で10GB以上使うと、一律128kbpsに速度制限
- 通信量は24時にリセット
速度制限とクラウドSIM及びソフトバンクSIMの関係
限界突破WiFiは、ソフトバンクのSIMカードを仕入れて、それをクラウドSIMバンクサーバに挿してサービスを提供しています。
限界突破WiFiに限らず、どんなときもWi-FiなどクラウドSIMサービスや、無制限や大容量のモバイルWiFiサービスの殆どがソフトバンクのSIMカードを使っています。
これは、ソフトバンクSIMは基本的に3日10GBの制限が無い且つ、ドコモやauに対して仕入れ価格が安いからです。
クラウドSIMサービス業者は、どこもトリプルキャリア対応を謳いますが、その実態は異なり殆どソフトバンク回線に繋がる理由は上記のためです。
稀にソフトバンク以外に繋がりますが、その時も殆どは楽天モバイル(MVNOの方)やb-mobileといったMVNO回線に繋がります。
このソフトバンクSIMは、MVNOではなくキャリア回線そのもので、民泊向けのWiFiや訪日外国人向けプリペイドSIMとして使われています。※俗に再販型SIMとも呼ばれています。
Amazonでも月300GBプランや150GBプランのソフトバンクSIMが売られています。
どんなときもWiFiだけでなく、他のクラウドSIM系サービスやNomad SIMや FUJI WiFi といった低価格大容量SIMプランもソフトバンクの再販型SIMカードを使っています。
ソフトバンクSIMの仕様変更と供給減
データ容量無制限を謳うクラウドSIMサービスで使われているソフトバンクSIMカードですが、2020年2月頃から状況が変わります。
それまで1日のデータ容量制限は無かったのですが、1日5GBまでしか速度を保証しないSIMカードが登場し、それに置き換わる動きが出てきました。
これは先程紹介したAmazonで販売されている大容量ソフトバンクSIMも同様です。
そして、これまでAmazon等でソフトバンクの大容量SIMカードを販売してきた一部業者が、新規販売を中止し始めました。
このような背景があり、ソフトバンクSIMを仕入れて使っているクラウドSIMサービスや無制限等を謳っているモバイルWiFiサービスが、相次いで無制限プランを終了したり、サービス縮小しているわけです。
特に、芸能人を使って宣言してきた限界突破WiFiやどんなときもWi-Fiはユーザ数も多く、クラウドSIMバンクにあるSIMでは利用者のデータ通信量を捌き切ることが出来なくなり、通信速度の低速化が発生し、実質繋がらない症状が発生しました。
そのため、サービスを始めたばかりの は利用者が少ないため、まだ影響が出ていません。
どんなときもWiFiからギガゴリWiFiに乗り換えたけど三月頭からずっと調子良い。早く乗り換えてよかった&無償解約できて良かった。今月は300GBくらい使いました。 pic.twitter.com/4eGx7y9xCF
— 菊門緩太郎 (@adgjmptw1992123) March 28, 2020
ギガゴリwifi屋内でも、屋内と変わらない速さだなぁ pic.twitter.com/UPRVXSo89c
— I was king (@Iwasking3) March 28, 2020
「THE WiFi」に関しては限界突破WiFiやどんなときもWi-Fi同様に加藤浩次さんを使ってテレビCMで宣言していることから、このままいくと同様の問題が発生する可能性が高いと考えます。