MNOの楽天モバイルを利用するメリットは月額2980円でデータ容量無制限であったり、月1GB未満のデータ消費量ならタダというスペックにあります。
しかし、データ容量が無制限なのは楽天が自前で整備した基地局の電波を掴んでいる場合のみです。
パートナー回線のau回線に接続している場合は、無制限とはなりません。
さらに詳しく
楽天回線のエリア外は、国内パートナー会社であるauの回線を使うことになりますが、今自分のスマホがau回線に繋がっているのか、楽天回線に繋がっているのかはパット見わかりません。
ココに注意
楽天モバイルでau回線に接続されていても、スマホ画面の上部にはRakutenと表示されます。また、スピード測定アプリを使った場合に回線がRakutenと表示されていても、au回線に接続していることがあります。
そこで、疑問に思うのが今自分が使っているスマホやタブレット、モバイルWiFiは楽天の自前回線に接続しているのかどうかということです。
いざ、実際に楽天回線のSIMをスマホに入れて使ってみると、自分が居る場所が楽天回線のエリア内だとしても、実際にはauの電波しか掴まないことは多々ある状況です。
正直楽天モバイルのサイトに掲載されているエリアマップは全然参考になりません。
楽天回線のエリアとなっている場所を何箇所か確認してみましたが、神奈川県などは多くがau回線に接続される状況です。
それでは、今自分のスマホが楽天モバイルの自前回線に接続しているのか確認する方法について紹介します。
Androidでの確認方法
Androidスマホの場合は、2つの確認方法があります。
アプリを使って確認する方法
1つ目はアプリを使って確認する方法です。
NetMonitorアプリを使って確認
NetMonitorというアプリを使うことで、簡単に今自分のスマホが楽天回線に接続しているのか、それともパートナー会社のau回線に接続しているのか分かります。
使い方は簡単で、アプリをインストールして、位置情報などの権限を付与します。
※位置情報の権限は、アプリを使っている時だけ与える設定では動きません
後は、アプリの画面に表示される内容を確認するだけです。
画面左上の方に表示される数字がL800かL1800かを確認します。
- L800:国内パートナー会社であるau回線に接続しています
- L1800:楽天回線に接続しています
Network Cell Info liteアプリを使って確認
他のアプリでは、「Network Cell Info lite」アプリを使って確認することができます。
「Network Cell Info lite」アプリでは、使用している回線のバンド情報を確認することができます。
楽天モバイルの自前回線はバンド3となりますので、楽天モバイルのSIMを挿したスマホで、このアプリを開いてバンドが3と表示されていれば、データ容量無制限の楽天モバイル回線に繋がっていることになります。
逆に下記のようにバンド18と表示されている場合は、パートナー回線のau回線に接続されている状態となります。
設定から確認する方法
次に、アプリを使わずに設定から確認する方法ですが、下記手順となります。
- 設定
- ネットワークとインターネット
- モバイルネットワーク
- 詳細設定
- ネットワークを自動的に選択をタップ
- 44011が表示されている且つ、電波のアンテナが立っていれば楽天回線の電波があることになる
上記は、Android10のPixel4を例に説明しました。
Androidスマホの場合、各端末メーカによってカスタマイズされている場合があるので、下記手順とは異なる場合があります。
もし一覧に「44011」が表示されていない場合は、楽天回線の電波が届いていないことになります。
iPhoneなどiOS端末での確認方法
アプリでの確認方法
2021年8月27日のmy楽天モバイルアプリのアップデートによって、アプリから楽天回線に接続しているか確認することが出来るようになりました。
これまでは、iPhoneのネットワークコードから楽天回線に接続しているのか、au回線に接続しているのか判別する必要がありましたが、アプリで簡単に確認できるようになりましたので、かなり楽になりましたね。
アプリ以外での確認方法
iPhoneやiPadのiOSでは、下記手順でモバイルネットワークコードを確認できます。
- 設定
- モバイルデータ通信
- ネットワーク選択
- 「自動」のトグルをオフ
モバイルネットワークコードとして「44011」が表示されていれば、楽天回線の電波が届いています。
「Rakuten」という文字が表示されていても、それは楽天回線の電波が届いている訳ではありませんので間違わないようにしてください。