現在では、ほとんどの格安SIMでなんらかの通話定額サービスが行われています。
そこで、今回は格安SIM16社の通話定額サービスについて一覧にまとめて比較してみました。
格安SIMの通話定額サービスを比較
格安SIM16社の通話定額サービス一覧表
格安SIM会社 | 通話定額の月額料金 | サービスの特徴 |
楽天モバイル |
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1480円の月額料金だけで10分以内の通話は無料になります。
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ワイモバイル | 通常の料金プランに含まれる | 1回10分以内の通話が無制限で無料。 特別な電話アプリも不要で、電話番号の先頭に特別な番号(プレフィックス番号)を付ける必要もない。 最安プランは月額プランは1980円からとなっています。 |
UQ mobile | 通常の料金プランに含まれる | 1回5分以内の通話が無制限で無料。 専用通話アプリも不要で、プレフィックス番号も不要。 最安プランは月額1980円からとなっています。 |
mineo |
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大手キャリアがガラケー向けに昔提供していた通話プランと似ていて、1回あたりの通話時間ではなく、トータルでの通話に対して有効なサービス。 但し、楽天でんわアプリなどを使えば、30秒10円で通話できて、840円払う場合42分通話できるので、お得ではない。 |
BIGLOBE |
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1回あたりの通話時間が長い人は、通話パックの利用がお勧め。 |
NifMo |
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もしもシークス |
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完全かけ放題あり |
QTモバイル |
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完全かけ放題あり |
DTI | 820円(1回10分以内) | - |
OCNモバイル |
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トップ3かけ放題は、一ヶ月の間で通話時間が長い3番号について、通話料金を無料にする他には無い電話サービスです。 |
IIJmio |
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同一契約名義であれば、家族間の通話が10分~30分間無料というのが他の格安SIMにはないサービス。 |
U-mobile | U-mobile superの月額料金に含まれる | 1ヶ月間に300回まで1回あたり10分までの通話が無料。 ワイモバイルのプランと類似。 |
イオンモバイル |
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時間制限がない。 IP電話(050で始まる電話番号)。 IP電話なのでデータ専用SIMでも利用可能。 利用するのに登録事務手数料として1000円もかかる。 |
b-mobile | 500円(1回5分以内) | - |
LINEモバイル | 880円(1回10分以内) | - |
nuroモバイル | 800円(1回10分以内) | - |
ワイモバイルとUQモバイル以外は専用通話アプリを使わないと定額対象外
格安SIMの通話定額サービスは、各格安SIMが提供している専用の通話アプリを利用するか、専用のプレフィックス番号を加えて発信する必要があります。
2017年9月まではDTIが提供する「DTI SIM でんわかけ放題」というサービスにおいて、専用通話アプリが不要で電話番号の先頭にプレフィックス番号を付ける必要もなかったのですが、残念ながらサービスは終了してしまいました。
そのため、専用の通話アプリやプレフィックスをつけなくても通話定額になるのは、大手キャリア傘下のワイモバイルとUQモバイル のみです。
通話時間に関係なく完全かけ放題を利用可能なところ
1回あたり5分や10分といった通話時間に関係なく、完全かけ放題サービスがあるところは、ワイモバイルともしもシークスにQYモバイルです。
もしもシークスは月額1800円、QTモバイルが月額2500円かかるのに対して、ワイモバイルは月額1000円で完全かけ放題のサービスを利用できます。
5分以内のかけ放題で最もお得なところ
IIJmioやビックローブのかけ放題は、1回あたり3分以内の通話放題で月額600円するのですが、なんとb-mobileは1回あたり5分まで通話放題なのに、これらよりも安い月額500円となっています。
b-mobileには、使った分だけ料金がかかる従量制を採用している珍しい格安SIMなのですが、非常に使い勝手がいいので個人的にもお勧めの格安SIM会社です。
10分以内のかけ放題でお得なところ
1回あたり10分の通話し放題のサービスを提供している中で最安なのは、月額800円のnuroモバイルとなっています。
10分以内のかけ放題については、個人的には通信速度が常に早くて、専用の通話アプリが要らないワイモバイルが個人的にはイチオシです。
尚、一回あたりの通話時間が10分以上になるような人で、1ヶ月間に通話する回数が少ない人は、UQモバイルがお勧めです。
通話時間や回数無制限の完全通話定額を求めるならワイモバイル
格安SIMで24時間完全かけ放題サービスを提供しているのは、イオンモバイルとワイモバイルの2社のみとなっています。
このうち、イオンモバイルのかけ放題は、月額1500円の追加料金で利用できます。
しかし、電話回線がIP電話であるため、LINEの無料通話が問題なく利用できるネット回線の状況なら問題ありませんが、ネットが混雑している状況や電波が弱いところでは通話品質に難があります。
また、利用できる電話番号が050から始まる番号であるため、電話相手に事前に電話番号を伝えておかないと迷惑電話だと思われたりします。
これに対して筆者がお勧めするのは、ワイモバイルの「スーパーだれとでも定額」です。
こちらも通話時間や通話回数が無制限の完全通話定額になっていて、月額1000円からとイオンモバイルよりも安く利用できます。
そして何より通常の電話回線で通話が出来るので、通話品質に問題はありませんし、090や080といったこれまで使ってきた携帯電話番号で利用できます。
また、60歳以上の方であれば、「スーパーだれとでも定額」を無料で利用できます。
格安SIM以外で通話定額を利用しようとすると、ドコモで通話のみSIMを契約するという手段があります。
しかし、スマホで利用しようとすると最低でも月額2700円かかります。
それであれば、月々3GBまでデータ通信できるワイモバイルの方がお得です。
「スーパーだれとでも定額」の料金は月額1000円なので、スマホプランSならば、月額2980円から利用できます。