2015年後半からNTTドコモとソフトバンクにauの大手携帯キャリアで購入したスマートフォンでも、SIMロックを解除できるようになったのはご存知の方も多いと思います。
そこで個人的に気になっていたのが、中古で購入した白ロムのスマートフォン端末をSIMロック解除できるのかどうかというところ。
キャリア毎に異なるSIMロック解除条件
NTTドコモから販売されたスマートフォンの中古なら、SIMロック解除をしなくともドコモ回線を利用するMVNOであればそのまま利用できます。
そのため、SIMロックっを解除する必要性は低いですが、auとソフトバンクに関してはSIMロック解除するメリットがあります。
そこで、NTTドコモ、au、ソフトバンクのSIMロック解除条件について確認していきたいと思います。
同じような条件もあれば、各社で異なる条件もあります。
NTTドコモ販売スマホのSIMロック解除条件
- 購入日から100日経過した機種であること
- ネットワーク利用制限などの各種ロックがかかっていない
- 利用料金の支払い実績が確認できる
- 既にドコモを解約済の方は、解約日から100日経過していないこと
NTTドコモのSIMロック解除条件は上記のようになっています。
ドコモの中古スマホは契約者本人以外でもSIMロック解除が可能
2019年2月20日よりドコモでは中古で販売されているスマホのSIMロック解除が、契約した本人以外でも可能となります。
SIMロック解除手続きもdアカウントされ開設すればオンラインで可能で、尚且手数料も無料です。
なお、中古でもSIMロック解除できる対象スマホは、ドコモが2015年5月以降に販売したスマホとなります。
これは非常に大きな変更点です。
これによって、ドコモが販売しているスマホの買い取り価格が高騰することが予想されます。
ソフトバンクのSIMロック解除条件
- ネットワーク利用制限になっていないこと
- 対象のスマホ製品を契約していた本人であること
- 安心遠隔ロックなどのサービスを利用していないか解除していること
- 対象の製品に故障や水濡れがないこと
ソフトバンクのSIMロック解除条件の主要条件は上記のようになっています。
NTTドコモと同様にソフトバンクの中古スマートフォンをSIMロック解除することが出来るのは、その中古スマホを元々契約した人しか出来ないので、中古でソフトバンクのスマホを購入するのは避けた方がいいでしょう。
auのSIMロック解除条件
- 2015年5月以降に新たにauで発売されたSIMロック解除機能対応のスマートフォン/タブレット/Wi-Fiルーターなどであること。
- 機種購入日から101日目以降であること。
- ネットワーク利用制限中のau携帯電話でないこと。
auはNTTドコモやソフトバンクと違って、本記事を公開した2016年3月時点では契約者本人でなくともSIMロック解除が可能でしたが、2018年1月時点ではドコモやソフトバンク同様に端末購入者でないとSIMロック解除は出来なくなってしまいました。
そのため、中古でauの白ロムスマートフォンを購入して、SIMロック解除してSIMフリー化することが可能です。
以前は本人でなくてもSIMロック解除が可能だった
以前は、中古で販売されているauのスマホがいつSIMロック解除できるかを以下のサイトで確認することが出来ました。
実際に私が持っているauの白ロム中古スマホのIMEIを入力してみると、5月13日にSIMロック解除できるということが分かりました。
契約者本人以外のSIMロック解除には手数料が発生していた
SIMロック解除はNTTドコモもソフトバンクもauもWEBから行うと無料で出来ますが、auの場合契約者本人以外がSIMロック解除する場合は、auショップに行く必要があります。
更に、auショップでSIMロック解除する場合は3000円(税抜き)の手数料をその場で支払う必要があります。
尚、auショップで契約者本人以外がSIMロック解除する場合は、来店者の本人確認書類が必要でした。
NTTドコモの中古スマートフォンならSIMロック解除の必要性は低い
SIMロック解除についてここまで書いてきましたが、NTTドコモの中古スマートフォンであれば、SIMロック解除しなくとも、国内の格安SIMが基本的には利用できるので、SIMロック解除するメリットはそれほどありません。
auも、mineoとUQモバイルがauの格安SIMを提供しているので、auの中古白ロムスマートフォンであってもmineoのAプランかUQモバイル のSIMカードを挿せば使える場合があります。
ソフトバンクに関しては、サブブランドのワイモバイルであれば、ソフトバンクからSIMロックされている端末であっても使える場合があります。