2月19日東京品川にあるUQコミュニケーションズで行われたUQモバイル とUQ WiMAX に関するセミナーに参加してきました。
セミナー当日はUQモバイルの新しいプランである「ぴったりプラン」の受付開始日でもありました。
格安SIMとしては珍しい無料通話を含んだプラン
UQモバイルの新しいプランである「ぴったりプラン」は、格安SIMとしては珍しい無料通話があるプランです。
また、NTTドコモ、au,ソフトバンク大手3社が2月から総務省の意向にそって実質0円でのスマホ端末販売を自粛したのとは対象的に、実質0円でスマホが手に入る「端末購入アシスト」を開始しています。
TVCMに人気モデルで女優の堀田茜さんを起用して知名度向上を図る
セミナーでUQモバイルの営業担当者は 、UQモバイルの弱点の1つとして知名度を挙げられており、知名度向上の対策として3月からテレビCMを開始するとのことでした。
テレビCMにはCanCamの人気専属モデルの堀田茜(ほったあかね)さんを起用するとのことでした。
ネットが浸透した今の時代でもテレビCMの威力はスゴいので、知名度はいっきに向上することでしょう。
UQモバイルの利用者像
UQモバイルを実際に契約して利用している方々についての情報もお聞きできました。
UQモバイルにはいくつかのプランが用意されていますが、契約者の80%は月々のデータ通信量が3GBまでとなっているデータ高速プラン又はデータ高速+音声通話プランを選択しているとのことです。
月々のデータ量に制限が無いデータ無制限プランの契約する人はそれほど多くないということです。
また、新規契約する方よりもNTTドコモやソフトバンクからのMNPが多いとのことです。
更にこれはUQモバイルとしては嬉しくないことですが、auの契約者が端末そのままにUQモバイルに移行される方も多いとのことです。
UQモバイルはauを展開するKDDIグループですから、NTTドコモやソフトバンクのお客さんが来てくれることの方がいいですし、新規契約も獲得していきたいとのことです。
UQモバイルの契約年齢層
UQモバイルを利用しているのは30代以降の男性でITリテラシーが高い人達で、女性や若い人の利用者は少ないということでした。
今回の堀田茜(ほったあかね)さんを起用したTVCMによって、これらの層にもアピールしていくことになります。
UQモバイルとUQWiMAXのコラボ
UQコミュニケーションズではauの格安SIMとしてUQ mobileとモバイルWi-FiルーターとしてのUQ WiMAXを展開しているわけですが、現状これらをコラボした販売が行われていません。
これについては、セミナー出席者からも質問・提案がありました。
これについては既に検討しているが、諸々の事情により実現できていないとのことでした。
諸事情は分かりませんが、これから4月に向けて新生活になる人が多い時期です。
新たなネット環境を構築する上で、UQ mobileとUQ WiMAXコラボ販売は利用者側にとってもメリットがあるものだと思うので実現を願いたいところです。
セミナー会場にはWiMAX端末やUQモバイルで新たに扱う富士通のARROWS M02が置いてありました。
UQモバイルの無料体験SIM
今回のセミナー参加者に対してUQモバイルのSIMを体験できる特典が用意されていたので申し込みました。
UQモバイルは数多くある格安SIMの中でも通信速度の実測値が非常に高いことで知られていますが、それを実際に確認してみたいところです。
セミナー参加特典として、UQモバイルの無料体験SIMは嬉しいのですが、UQモバイルをもっと知ってもらうためには、昨年末にSo-netが行ったような雑誌とのコラボなどを積極的に行う姿勢が求められると思います。
UQモバイルを利用するメリットはMMS対応メール
個人的にUQモバイルを利用するメリットとしては、通信速度が優れている以外にMMSに対応したキャリアメールサービスがあることです。
私が知る限り格安SIMでMMSに対応したメールサービスがあるのはUQモバイルだけです。
しかし、現状UQモバイルのMMSに対応したメールサービスは利用できる端末が限られています。
この辺について、なぜ利用できるスマホ端末が限られるのかセミナー当日UQモバイルの方に伺いました。
それで分かったのが現状UQモバイルが提供するMMS対応メールが利用できる条件は2つあるということでした。
1つがGoogleのメッセンジャーアプリである「ハングアウト」のバージョン。
もう1つが、APNの設定でMMS関係の設定ができることということでした。
ハングアウトのバージョンに関しては4以降だと利用できないということでした。
APNの設定でMMS関係の設定というのは、Androidの「アクセスポイントの編集」というところの下記枠部分にあたります。
これについては、Android端末であれば大体は問題ないでしょう。
キャリアメールを利用する人は特に若い世代でいえば非常に少ないでしょうが、他のMVNOがやっていないという点ではUQモバイルの差別ポイントではあります。
イオンモバイルの参入もあり、今後益々競争が激化していく格安SIM市場においてUQモバイルには「ぴったりプラン」のように他社とは異なった料金プランやサービスの展開が求められると思います。
auを展開するKDDIグループとしてのメリットをもっと活かして頑張ってください。