UQモバイルは、au回線の格安SIMサービスを提供しています。
UQモバイルは、KDDIの子会社という立場もあり、格安でありながら、他のMVNOとは一線を画するサービスが魅力です。
そこで今回は、そんなUQモバイルを実際に2年以上利用して感じたメリットとデメリットについて解説していきます。
UQモバイルのデメリット3つ
まずはUQモバイルを利用するデメリットについて解説していきましょう。
個人的に感じたデメリットは下記の3点です。
- キャリアメールが使えるけど有料
- ドコモ回線やソフトバンク回線に比べて利用できるスマホ端末に気を使う必要がある
- 月々の選択できるデータ量の幅が少ない
キャリアメールが使えるけど有料
UQモバイルは、他のMVNOやキャリアの格安プランとは異なりMMSに対応したキャリアメールが利用できます。
mineoなど他のMVNOでは、無料でメールサービスを提供しているところもありますが、これらは、gmailやyahooメールといったWebメールと同じ仕組みでキャリアメールではありません。
そのため、携帯では迷惑メールとして弾かれる事があります。
それに対して、UQモバイルのメールサービスはMMSに対応しているため、迷惑メールとして拒否されることはありません。
ただ、このメールサービスを利用するには、月額200円の費用が発生します。
メールサービス自体はオプションなので、利用する必要が無い人は契約しなければ良いだけです。
LINEだけで十分という方は特に気にする必要はありません。
ドコモ回線やソフトバンク回線に比べて利用できるスマホ端末に気を使う必要がある
これまで述べてきたようにUQモバイルは、au回線を利用します。
これによってドコモ回線やソフトバンク回線を利用する場合に比べて使うスマホ端末に気を使う必要があります。
なぜ気を使う必要があるかというと、auがNTTドコモやソフトバンクと異なる3Gの通信規格であるCDMAを採用していることに起因しています。
NTTドコモやソフトバンクは3Gの通信規格ではW-CDMAという規格を採用していて、多くのSIMフリー端末もW-CDMAを採用しているのです。
ただ、現在は4G(LTE)での通信が殆どですから、このデメリットを感じる事は殆どありません。
月々の選択できるデータ量の幅が少ない
これは競合するワイモバイルでも言えることなのですが、UQモバイルの料金プランでは、選べるデータ量の選択肢が少ないです。
これはmineoやLINEモバイルといった他のMVNOに対してデメリットです。
音声通話プランは3GB,15GB,25GBのデータ量プランで、その間はありません。
データ通信専用プランに至っては3GBのプランしかありません。
UQモバイルにはデータ通信量を気にする必要がない、データ無制限プランもありますが、これは通信速度が500kbpsに制限されるため日常使いには向いていません。
注意
UQモバイルのデータ通信専用プランは、2021年3月末をもって新規受付が終了となります。
他のMVNOでは例えば、b-mobileであれば、使った分だけ料金が請求される従量課金制を採用していて、無駄無く安い料金で使えるサービスもあります。
UQモバイルのデータ容量プランで問題無いことが殆どだと思いますが、月々3GBも使わないんだけどなーという方はb-mobileを検討してみると良いでしょう。
また、月々1GBも使わないという人は、楽天モバイルだと月額料金も0円で無料となります。
UQモバイルを利用するメリット3つ
個人的にUQモバイルを利用するメリットとしては、主に下記3つが挙げられます。
- 格安でありながら、通信速度がドコモやソフトバンク、auといった大手キャリアと同等で、ネットが混雑する昼休み中も快適
- MMSに対応したキャリアメールが利用可能
- 音声通話の定額サービスがあり、スマホの標準電話アプリでも無料通話が可能
通信速度が速い
通信速度については、格安SIMでもワイモバイルとUQモバイルの2社のみが抜きん出ている状況です。
mineoやイオンモバイルなど他のMVNOと比べてその快適性は別格で、特にネット回線が混雑する昼休み中の時間帯での快適性は全然異なります。
正直都市部における昼休み中なんかは、多くのMVNOで1Mbpsも通信速度が出ないので、使い物にならないレベルです。
MMSに対応したキャリアメールが使える
はあまり使う人も少なくなりましたが、MMSに対応したキャリアメールサービスが利用できるのもUQモバイルのメリットです。
私が知る限り格安SIMでMMSに対応したメールサービスがあるのはUQモバイルとワイモバイルだけです。
実際にiPhoneでMMSに対応したUQモバイルのキャリアメールを利用することが出来るのを実際に確認しています。
キャリアメールを利用する人は特に若い世代でいえば非常に少ないでしょうが、他のMVNOがやっていないという点ではUQモバイルの差別ポイントではあります。
スマホに最初から入っている電話アプリでも無料通話が可能
他のMVNOでも、音声通話の定額サービスが用意されていますが、ワイモバイルとUQモバイル以外の殆どは専用の通話アプリが必要となっています。
即ち、スマホに最初からプリインストールされている電話アプリで通話してしまうと、高い電話料金になってしまうことがあります。
それに対してUQモバイルで通話オプション契約を利用すれば、スマホに最初から入っている電話アプリで通話しても、無料通話の対応となります。
これだと余計な使い方を教える必要が無いので子供であったり、高齢者の方でも安心して利用できますね。