新たに始まったワイモバイルのデータSIMプランを早速利用してみました。
ワイモバイルのデータSIMプランを使い始めるまで
ワイモバイルのSIMでデータ通信するためには、他の格安SIM同様APN設定が必要です。
APNの設定
- APN: plus.acs.jp
- ユーザー名: ym
- パスワード:ym
- MCC:440
- MNC:20
- 認証タイプ:CHAP
なお、スマホ端末によっては最初からワイモバイルのAPNが用意されている場合もあります。
その場合は、予め用意されているワイモバイルのAPNを選択するだけです。
初期設定
Wi-Fi・無線LANで通信している状態だとこのSMSは来ない場合があるので、ワイモバイルSIMの初期設定をするためにも最初はWi-Fiを切りましょう。
SMSが届いたら、SMSに書かれたアドレスにアクセスしてSIM申込時に決めた暗証番号4桁を入力します。
Y!mobileサービスの初期登録を行います。
これによってメールサービスなどが利用できるようになります。
Y!mobileメールアドレスを決めます。
アドレスは任意の文字@yahoo.ne.jpとなり、ヤフーのフリーメールである@yahoo.co.jpとは異なります。
また、この@yahoo.ne.jpのメールは楽天モバイルのメールサービスと同じで専用のメールアプリで利用することが出来ます。
設定が完了すると下記画面が表示されるので「加入者特典の選択」を一応選択してみてください。
ワイモバイルのデータSIMを使った感想
ここからは実際にワイモバイルのデータSIMを使ってみた個人的な評価についてレビューしていきます。
MVNOとは違いどの時間帯でも通信速度が速い
初期設定が完了したところで、通信速度について確認してみました。
ワイモバイルは、mineoやイオンモバイルなどMVNOと呼ばれる格安SIM会社とは異なりソフトバンクのキャリア回線となっています。
ソフトバンク自体が提供しているサービスなので当然ですね。
そのため、回線が混雑するといったことが少なく、平日の昼休み中の12時前後でも通信速度が著しく落ちることはありません。
それ以外の時間帯は、爆速でSpeedtestというアプリで夜7時に測ったところ、下りで55Mbpsという非常に早い速度を叩き出しました。
同じ時間にNTTドコモの回線を使うMVNOであるSo-netのSIMで測定すると下りは10Mbps前後だったので、ワイモバイルの驚速ぶりが分かります。
今や格安SIMで通信速度を求めるのであれば、大手キャリアの傘下にあるサブブランドを選択するしかありません。
データSIMプランなのにキャリアメールが使える!
ワイモバイルのデータSIMプランのメリットは通信速度だけではありません。
NTTドコモやau、ソフトアンクといった大手キャリア同様MMSに対応したキャリアメールが利用できるんです。
キャリアメールを利用するためには、My Y!mobileに登録する必要があります。
My Y!mobileへの登録は無料で、データ通信料を確認したり、オプションサービスに申し込んだりするために必要なので必ず登録しておきましょう。
My Y!mobileログイン|My Y!mobile|サポート|ワイモバイル
My Y!mobileに登録してログインすると、請求額の確認や契約内容の確認など色んなメニューが表示されます。
その中にY!mobileメールというところがあります。
これが、先ほど設定した@yahoo.ne.jpというアドレスのメールのことになります。
そして、その下にSMS/MMSというところがあり、「メールアドレスの変更、迷惑メール対策の設定」と書かれているところがあるので、ここのクリックして下さい。
すると、My SoftBankというサイトに移動します。
My SoftBankはソフトバンクの携帯・スマホを使っている人ならお馴染みのサイトですね。
ここで「次へ」をクリックします。
すると、下記画面が表示されます。
ここでメールアドレスを見ると最初は意味不明の英数字の羅列のメールアドレスになっているところがあります。
アドレスを見ると@ymobile.ne.jpとなっていますね。
これがMMSに対応したワイモバイルのキャリアメールです。
そのままでも良いですが、自分の好きなアドレスに変えてたい場合はここでアドレスを変更出来ます。
MMSに対応したワイモバイルのキャリアメールの送受信はAndroidならワイモバイルメールアプリか、メッセージアプリで送受信できます。
また、MMSに対応しているキャリアメールなので、iPhoneのメールアプリでもメールの送受信が出来ます。
通信速度が爆速でMMSに対応したキャリアメールも利用できるのがワイモバイルのデータSIMプランの特徴です。
ただ、あくまでデータ通信専用のSIMなのでIP電話以外の音声通話は出来ません。
そこで個人的にお勧めなのが、2つ以上のSIMカードが使えるiPhone12のようなスマホを使う手です。
これなら1つは楽天モバイルで音声通話ありのSIMを挿して、もう1つには今回紹介したワイモバイルのデータ専用SIMを挿すことで、格安SIMでもキャリアメールが使える環境が構築出来ます。