昨年末にワイモバイルからLINEモバイルに電話番号を維持したまま移行するMNPをして1年が経過しました。
そこで今回は、LINEモバイルを実際に1年間利用してきた中で感じた良かった事、悪かった事についてレビューしていきます。
LINEモバイルにして良かった事
日々iPhoneでLINEモバイルを利用する中で感じた良かった点について紹介します。
月々の料金が安くなった
これはLINEモバイルに限らず格安SIM全般に言えることですが、月々の費用がワイモバイル時代に比べて約半減しました。
ワイモバイルを使っていた時には、月々2GBまでデータ通信できるスマホプランSを利用していたのですが、税込みで月々3200円かかっていました。
ワイモバイルは、最初の1年は月々1000円の割引があるので安く見えるのですが、その後は割引がなくなり、LINEモバイルのようなMVNOに対して高くなります。
ただ、ワイモバイルの場合はMNPで転入するとSIMのみ契約でも1万円のキャッシュバックがあったりするので、それを考慮するとワイモバイルの方がお得なケースもあります。
データ残量を次月に繰り越せる
LINEモバイルだけでなくMVNO全般に言えることですが、余ったデータ容量を次月に繰り越す事が出来ます。
NTTドコモやau、ソフトバンクといった大手3キャリアは勿論、ソフトバンクのサブブランドである格安SIMのワイモバイルでもデータ容量の繰り越しが出来ません。
データの繰り越しが出来ると、データの使い方が月によって偏りがある人にとっては使い勝手が良いです。
僕なんかだと、普段は一ヶ月あたり3GBも使わないのですが、旅行などに行く時は3GB以上使うので、繰り越し機能があると余計なデータ量を追加購入する費用が不要になります。
LINEやTwitterなどの利用時にデータ量を消費しない
LINEモバイルは、Freetelが始めたカウントフリー(LINEモバイルではデータフリーと呼ぶ)機能を提供している数少ない格安SIMの1社です。
LINEモバイルが提供する3つのプランでは、それぞれデータフリーになるサービスに違いがあります。
月々500円から利用可能なフリープランは、LINEアプリを利用した通話やトークはパケットを消費しないですが、TwitterやFacebookといったSNSを利用したパケットはデータ消費にカウントされます。
アプリだけでなく、ブラウザの利用でもデータフリー
LINEモバイルのデータフリーは、スマホアプリでの利用のみならずWebブラウザでの利用についても対象となります。
ただ、注意点として覚えておきたいのがスマホアプリでの利用については、各公式アプリのみがカウントフリー対象となる点です。
特にTwitterは、公式Twitterアプリ以外のjanetterやツイタマといったアプリを利用している場合が多いと思います。
注意
こういった公式アプリ以外を使った場合はデータフリー対象外となるので注意してください。
3日間のデータ量超過による速度制限が無い
多くのMVNOでは直近3日間で1GB以上のデータ量を利用すると、速度制限が行われます。
これはドコモなどのキャリアから借りている回線を圧迫してしまい、他の利用者に迷惑をかけてしまうリスクがあるからです。
しかし、LINEモバイルでは現時点ではこの速度制限に関する記載を見当たりません。
MVNOで唯一LINEの年齢認証が可能
LINEでID検索をするには年齢認証が必要となります。
大手キャリアを利用している場合は、LINEの年齢認証が可能なのですが、MVNOの殆どはLINEの年齢認証が出来ません。
それに対してLINEモバイルは契約時に年齢確認をしているため、LINEの年齢認証が可能となっています。
これらのことから、MVNOを利用する人で LINEのID検索機能を利用する人は、LINEモバイルしか選択肢はないということになります。
LINEポイントが貯まる(※2019年5月以降契約した人は貯まりません)
2019年4月末までにLINEモバイルを契約した人は、月々の費用に対して、その額の1%がLINEポイントが付与されます。
LINEポイントは、LINE Payを利用することで1ポイント=1円として利用することが出来ます。
楽天モバイルを利用した際に、楽天ポイントが付与されるのと同じですね。
ただ、2019年5月1日以降に契約した人は、残念ながらもうLINEポイントは貯まりません。
データ容量の残量確認がLINEで簡単に確認できる
月々の残りデータ量を確認する際、通常は携帯会社のウェブサイトにアクセスする必要がありますが、LINEモバイルの場合は必要はありません。
LINEアプリからマイページに簡単にアクセスできるようになっていますし、データ残量もボタン1つ押すだけでLINEアプリで直ぐに確認することが出来ます。
解約が簡単
LINEモバイルの音声通話SIMを契約する前にデータSIMプランを利用した事がありました。
そして、そのデータSIMプランは既に解約しているのですが、解約自体はネットで簡単に解約出来たので、とても利用者に優しい会社だと感じました。
なぜそう感じたかと言うと、以前利用していた楽天モバイルは、なんとIT企業の大手なのに電話でしか解約できないようになっているのです。
LINEモバイルを利用していて不満な点
LINEモバイルを1年以上利用していて、概ね満足していますが不満な点もあります。
シェアプランが無い
他のMVNOには、複数のSIMカードを提供するシェアプランがあります。
シェアプランがあれば、1つの契約で、データ容量を有効的に利用することが出来ます。
私の場合、月々3GBのコミュニケーションプランを契約しているのですが、3GB使い切ることは少ないので、もう1つSIMカードがあれば、それをiPadなどのタブレットに挿して利用することが出来ます。
LINEモバイル特有のサービスが少ない
LINEモバイルの特徴としては、カウントフリー機能がありますが、これはFreetelが元々行っていることでLINEモバイル特有のサービスではありません。
LINEの年齢認証が出来る点や、LINE MUSICがデータフリーになる点が今のところLINEモバイル特有のサービスだと思います。
LINEを提供している点をもっと活用したサービスを提供してくれると利用者としては嬉しいところです。
個人的には、LINE Out(LINE電話)機能が広告関係なく10分程度無料で利用出来たり、プリペイドではなく、後払いでLINEモバイルの料金と合算して請求されるようになれば使い勝手が良くなって嬉しいです。
速度が遅い
LINEモバイルは、サービス開始当初や、ソフトバンク回線を提供し始めた当初は他のMVNOと比較してかなり通信速度が速く評判が良かったです。
しかし、現在は他のMVNOと変わらずネットの利用が多い時間帯は非常に遅くなります。
結局、この通信速度の遅さに耐えられず、LINEモバイルからMNP転出し、UQモバイルを利用しています。